1/14(土)~講演会~連続開催~ 第1回「分解」と「バランス」から考える人間社会の廃棄物 -自然界になぜ“ごみ“はないのか? 学びはここから!-
なぜ人間(社会)に「ごみ」が存在するのでしょうか。
100万人が暮らす大都市であった「江戸」は言うまでもなく、昔の社会に、ごみは存在したのでしょうか。貝塚の“貝殻”は、ごみでしょうか。
ごみって何か、人間のいるところ、ごみは付きものなのでしょうか。動物や植物、生きものたちが暮らすところにもごみは存在するのでしょうか。
海辺のフナ虫、畑のミミズ、枯木のキノコの働きは…? 自然界を参考に人間界の「廃棄物」について考えましょう。
リサイクル・サスティナブルポイント!
・生きものは、何百万年と生命が受け継がれている。それを可能にするのが循環(の仕組み)です。
・人間の社会も何百何千年と持続させる(SDGs)には、自然の仕組みに学ぶことが必要です。
・江戸(の文明)はミミズもフナ虫も殺さず栄えた。
・いつから自然分解しない石油系プラスチックが登場したのか?
・人間が作る廃棄物、一部を切り取って対応しようとしないで社会や暮らしの「全体」から見てみましょう。
日時 | 2023.1/14(土) 10:00 |
講師 | 関西学院大学 講師(講師:横山孝雄) |
定員 | 40名 |
参加費 | 無料 |
対象 | 誰でも |
持ち物 | 必要に応じて筆記具、メモ用紙等を持参ください。 |
備考 | 1/14・2/18・3/11の3回連続講座です。 1回のみの参加もできます。 中高生の参加もおすすめです。 |
講師プロフィール
廃棄物(問題)に関わって40年になります。
県内外の課題を抱えた地域社会で、廃棄物の焼却場や処分場、リサイクル(回収、再資源化等)施設の建設、また自治体の廃棄物管理計画の策定などの仕事で、相談や政策提言等のアドバイスに当たってきました。その間、ドイツやフランス等のヨーロッパの廃棄物管理の研究や視察も行い、大学等で廃棄物管理や資源循環に関わる科目を長く担当してきています。現在は、関学大の総合政策学部で「資源循環型社会論」を担当しております。
長く経済の下流(消費者や地域行政)に負わされてきた過分な負担を、上流(生産者)に転換して環境負荷のない循環システムとしてのサーキュラーエコノミーがこれからの社会のあり方だと思い、目下その研究をしています。
こう書くと難しい人のように思われるかもしれませんが、「現場」からの声をやさしくお伝えします。