2/18(土)~講演会 連続開催~第2回 容器包装廃棄物を拡大生産者責任(EPR)の貫徹でとらえなおす-ごみの「生産者」は誰か?欲しかったのはリンゴor包装材?-
世界から益々後れを取る日本人のごみに対する認識と対応、ここでしっかり考えましょう。
ごみ問題を「排出者」の視点のみでとらえていませんか。
物事の初めに着目して、“ごみの生産者”は誰かと問うと、市民や町民では決してないのです。
リンゴが欲しくなった時、私たち消費者がお金を出して買っているのはリンゴですか包装材ですか?
なぜ包装材の処理責任が自治体(住民負担)なのでしょうか。
欧州では30年も前から「拡大生産者責任」の考え方で経済社会がつくられています。
これは知れば知るほどすっきり納得する考え方です。日本の自動車リサイクルもそうですね。
リサイクル・サスティナブルポイント!
・「ごみの生産者」と「ごみの排出者」、この違いを考えましょう。
・経済の生産過程や流通過程で使われるプラスチックなどの包装材をなぜ自治体が住民の税金で処理するのでしょうか。不思議に思いませんか。
・廃棄物の削減やゼロ化を真剣に考えないといけないのは、住民ですか、企業側生産者ですか?
・そもそも環境に負荷を与えない素材にはどのようなものがあるでしょうか。
高砂市内の企業にも注目。
日時 | 2023.2/18(土) 10:00 |
講師 | 関西学院大学 講師(講師:横山孝雄) |
定員 | 40名 |
参加費 | 無料 |
対象 | 誰でも |
持ち物 | 必要に応じて筆記具、メモ用紙等を持参ください。 |
備考 | 1/14・2/18・3/11の3回連続講座です。 1回のみの参加もできます。 中高生の参加もおすすめです。 |
講師プロフィール
廃棄物(問題)に関わって40年になります。
県内外の課題を抱えた地域社会で、廃棄物の焼却場や処分場、リサイクル(回収、再資源化等)施設の建設、また自治体の廃棄物管理計画の策定などの仕事で、相談や政策提言等のアドバイスに当たってきました。その間、ドイツやフランス等のヨーロッパの廃棄物管理の研究や視察も行い、大学等で廃棄物管理や資源循環に関わる科目を長く担当してきています。現在は、関学大の総合政策学部で「資源循環型社会論」を担当しております。
長く経済の下流(消費者や地域行政)に負わされてきた過分な負担を、上流(生産者)に転換して環境負荷のない循環システムとしてのサーキュラーエコノミーがこれからの社会のあり方だと思い、目下その研究をしています。
こう書くと難しい人のように思われるかもしれませんが、「現場」からの声をやさしくお伝えします。