環境学習リサイクル講座
鞄づくりで余った帆布を使って松右衛門帆の小銭入れを作ろう
11月18日は、鞄づくりで余った帆布を使って松右衛門帆の小銭入れを作ろうでした。
我が国の近代的帆布の産みの親として知られる初代工楽松右衛門は、寛保3(1743)に兵庫県高砂町東
宮町に生まれました。それまでの 貧弱な帆布の代わりに、 太糸の播州木綿を使った厚地広幅の丈夫な帆
布の織り上げに成功。瞬く間に全国に普及し、松右衛門の名を広く知らしめることとなり、 以来この帆
布は「松右衛門帆」と呼ばれ、長い間日本の水運を支えてきました。
今回の講座は、その帆布のはぎれを使って小物入れ作りに挑戦です。
普段なら工樂松右衛門旧宅にいる工楽松右衛門さんの人形にも来ていただきました。
工楽松右衛門さんの紹介の後に、エコクリーンピアはりま大会議室にあるスクリーンを使わないときに
幕の役目として「松右衛門帆」の帆布を使用しています。実際に帆布の大きさも見てもらいました。
講座は、小物入れと、はた織り機の体験と2つに分かれて開始~ハトメを金づちでトントンしていきます。
一般の帆布と松右衛門帆の違いを触って感じてもらったり、はた織機を織ることが貴重な体験に!!
そして改めて地元の偉人の活躍を知る機会にもなりましたし、もっと功績についても知りたくなりました。